火にかかったなべ

なべを焦がして失敗の恐怖を思い出す

先日、中央書店で買った調理火の術書を、さっそく使ってみましたよ。

魚の切り身の煮付けに挑戦しました。

なんとか作ることはできましたが、
なべを一つ焦がしてしまいました。

火加減がちょうど良く変わってくれるものだと思っていたのですが、
水の量や魚の大きさや厚さが、
調理例とずれていると上手くいきませんでした。

ちゃんと煮込めず、生っぽかったり、
いつの間にか水分がとんでしまって、
なべの中は真っ黒になっていたり……。

ひとつの料理を作るのに、
術書を4枚も使ってしまいました。

最終的にわかったことは、
使う土地の特性を考慮して、火加減をみなければならなかったことです。

わたしの住んでいるところは、海に近く湿気が多いので、
本来の火力より弱く、持続時間も短くなるとわかりました。

これを使う際は、そのあたりを見極めておかないとせっかくの料理が台無しになってしまいます。

そうそう。
火力を一定に保って、かつ調節用のつまみのついたメカが、
マシーナリーという機械仕掛けの国にはあると聞いたことがあります。

マシーナリーの国には、行ったことはありませんが
あまりいい噂を聞きません。

魔力を失った人が、去り行く場所であるとか、
メカによる世界征服なんて陰謀があったりもします。

メカには便利なところがあり、
魔法の国がそれだけを奪おうとして戦いになった歴史もありましたし。

ただ、飛翔魔法で宙を飛ぶより高く、
そして速く飛ぶ機械じかけの船があるそうで、
死ぬまでには、一度それに乗ってみたいと思っています。